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第17回 いよいよ地鎮祭 我が家はとっくに完成しているというのに今さら地鎮祭の話をしてもねぇ、という気もするんだけれど・・・。 でも、地鎮祭といえば「家づくりがいよいよ始動したぞ」と実感できる結構重要なイベント。我が家の場合も例外ではなく、数日前からドキドキしながらこの日を待っていたのだ。 といっても、地鎮祭が間近に迫ってくるまで実はすっかり忘れていたんだけれど。 家づくりを始めてからというもの、ほぼ毎週末の打合せと連日のメールのやりとりで頭の中は家づくり一色だった。しかし、地鎮祭が近くなる頃には寂しいくらいに打合せもなくなり、ウソのように穏やかな日々。我が家は3人そろって近場の温泉通いなんぞを楽しんでいた。完全なる中だるみモード。ボーッとしていたら地鎮祭目前になっていた。 突然あわただしくなった。田宮さんに教えてもらった「事前準備」のメモをチェックする。 ・服装は正装 ・初穂料または玉串料の準備 ・奉献酒の準備(大須加建設が一本用意してくれるので無くてもよい) ・地鎮祭の流れについて勉強しておく ・カメラやビデオカメラの準備 地鎮祭前夜は夫と2人で当日の流れを頭に叩き込んでから就寝。遠足前夜の子供みたいにドキドキしてしばらく寝付けなかった。 ![]() 当日はよく晴れて、春を感じさせるポカポカ陽気。 夫と私の両親も来てくれて、にぎやかに地鎮祭を迎えることができた。 30分前に到着すると、すでに社長と田宮さんと東さん、そして神主さんが着々と式の準備を進めているところだった。 ![]() この白いテント、正確には 「昔白かったテント」だった。 今ではカビでグレーのテントに 変身している。 長年の歴史を感じさせていて なかなかいいかんじ!? さあ、全員席に着いていよいよ式の始まり。 ![]() ![]() 厳粛な雰囲気が妙におかしくて笑ってしまったという話をよく聞くが、やはり私も・・・。 神主さんというと、こもった声で何やらゴニョゴニョ言っているイメージがあったのだが、この神主さんはなんともいい声の持ち主で、まるでオペラ歌手のようなのだ。そんな美声で「ウォ〜〜〜」とうなって天から神様を呼び降ろしてしまうんだから、私の口元はフニャ〜となってしまうわけだ。昨夜勉強した内容によると、こうべを垂れて厳粛な気持ちで聞かなければいけないらしいが、実際は「ぷっ!」と吹出してしまわないように口をギュッと結ぶのが精一杯で、厳粛どころじゃなかった。 おまけに、神様はいったい何人体制で日本中の地鎮祭をカバーしてるんだろう?なんていうバチ当たりな疑問まで浮かんでしまった。 そんな私とは対照的に、夫は施主としての自覚からか真剣な表情。声の大きな夫なので、鍬入れではさぞかし張り切って「エイッ!!」とやるんだろうと思っていたら、人並みの「エイッ」だった。緊張していたのかしら。 ![]() そんなこととは知らない娘は、だんだん退屈になってじっとしていられなくなってしまった。それを見た4人のジジババ達は奪うようにして私から娘を取り上げ、後ろの席で楽しそうに子守をしだした。結局、この地鎮祭に厳粛な気持ちで臨んだのは夫だけだったのかも・・・。 無事に式が終了したところで、神主さんにお礼を言って初穂料をお渡しした。しばらくして、乗って来た車に戻った神主さんは、下駄?を脱ぎ、衣装を脱ぎ、あっという間に普通のオジサンになってしまった。その姿で祭壇を片付けて、車に乗ってシュ〜ッと帰って行った。その一部始終を見ていた私は、まるでアンパンマンショーの楽屋で頭を取りはずして休憩しているアンパンマンを見てしまった子供のようにショックを受けた。 地鎮祭ってこんなに面白くていいものかしらん? 我が家の土地の神様もきっと楽しんで帰ってくれたんじゃないかしらね。 |
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