第23回 天井のしみ
上棟目前にしてすっかりズブぬれになってしまった我が家には、その時のしみがくっきりと残ってしまった。
たしかあの次の日も大雨で、我が家は結構な時間雨にさらされてしまったのだ。よって、木造住宅である我が家はその間しっかりと水分を吸収し・・・。
若い稲が青々と風になびくこの季節、田んぼからはゲロゲロと蛙たちの合唱が聞こえてくる。蛙たちにとっても、稲にとっても、また農家の人たちにとっても、雨は大事な生命線。やはり降るべき時期にはしっかり降らなければいけないのだ。 ・・・そりゃそうなんだけれど。今年ばかりはちょっぴり梅雨をうらみたい気分・・・。


天井という天井、ほとんど全面にこんなしみができてしまった。この先数十年間ローンを払っていく家が住む前からこの状態だと、住み手としてはかなりのショックだ。
一般的なつくり方の家では、上棟前に天井が雨でぬれるなんてことはまずない。家の構造部分とは関係のない天井は、もう少し後で張られるからだ。しかし我が家の天井は「天井」兼「床」なのだ。1階の天井は2階の床。2階の天井はロフトの床。家の骨組みと同時にこの「天井」兼「床」もつくられていくのだ。それなのに上棟前にはまだ屋根がないので、雨が降れば間違いなく「天井」兼「床」がぬれる、というわけだ。
じゃあ、そのしみを隠すために一般的な家みたいな天井を張ってしまえばいいじゃん! ということになれば話は早いんだけれど、それだけは有り得ないのだ。梁の上に2階の天井が張られている様子が隠れることなく見えている、それがいい! そこが魅力なのだ。
じゃあ、どうするの?
大須加建設では、薬液を使ってしみを抜くという方法をよく使うということで、一度それで試してみたけれど・・・。雨のしみ込み具合は想像以上に重症だったようだ。しみ抜きを行った後も、まだくっきりと残っていた。
結局、「1階天井兼2階床」はほぼ総張替え。「2階天井兼ロフト床」は同素材を重ね貼りするという方法をとることになった。
この天井のしみ騒動で、我が家の工事が遅れること2週間。我が家の完成見学会が中止になったのは、この「天井のしみ騒動」が原因だったのだ。本当に無事引っ越すことができるんだろうか・・・やけに不安になってきた。
地鎮祭のとき、妙におかしくて吹き出しそうになっていた私の不真面目な態度に、神様がお怒りなのかしら? いや、地鎮祭というくらいだからあれはきっと土地の神様ね。じゃあ我が家の上に雨を降らせる「天気の神様」はどこかしら? 今からでも遅くない(いや、もう遅いか)、我が家完成の日までどうか良い天気にしてください!

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